CATLとホンダ、新エネルギー車用電池に関する戦略的提携に合意

2020年7月10日

• 提携内容には、新エネルギー自動車（NEV）用電池の共同開発、次世代基盤技術の共同研究開発などが含まれます。

• CATLからホンダへNEV用電池の安定的供給。

• 両社は今後も電池のリサイクル・リユースに関する協議を拡大して行きます。

• ホンダは、非公募でCATL株式を取得しました。

コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー株式会社（以下、CATL）とホンダは、戦略的パートナーシップを強化し、e-モビリティの普及を促進するために、新エネルギー車用バッテリーに関する包括的な戦略提携を行うことで合意し、契約を締結しました。この合意により両社は共同開発、安定供給、電池のリサイクル・リユースなど幅広い分野での協議を開始します。

両社それぞれの電動化戦略の実現を加速すべく協力

CATLとホンダは、両社の持つ技術的な優位性を活かし、NEV用電池の共同開発や、将来の応用を見据えた基盤技術の共同研究開発を実施します。CATLは、主にバッテリー式電気自動車（BEV）向けのNEV用電池をホンダに安定供給します。2022年には、CATL製電池を搭載した最初のモデルを中国市場に投入する予定です。この提携は、今後さらにグローバルレベルに拡大していく予定です。また、電池のリサイクル・リユースについても、CATLとホンダの間で今後協議していく予定です。

CATLは、新エネルギー自動車用の電池システムおよび蓄電システムの研究開発、製造、販売を事業領域とし、世界的な新エネルギー応用のための先進的な電池ソリューションを提供するテクノロジー企業です。ホンダは、二輪車、四輪車、ライフクリエイト（動力商品）、航空機事業をグローバルに展開するモビリティ企業であり、現在、グローバルに電動化への取り組みを加速しています。CATLとホンダは、技術協力と競争力のある供給体制を強化することで、共にグローバルな電動化の実現を目指していきます。

持続的な戦略的パートナーシップの強化に向けた資本提携

ホンダは、非公募でCATL株式の約1％を取得し、CATLの主要な戦略的パートナーとなっています。これによりホンダは、製品競争力・コスト競争力に優れた電池を安定的に確保することが可能となります。CATLは、今回の非公開株式譲渡により、電池開発の強化、生産能力のさらなる拡大等を図ります。今回の提携をもとに、両社は電動化車両のさらなる普及に向けた取り組みを強化し、長期的な関係を構築していきます。

CATL社社長周佳氏のコメント

「ホンダは、世界の電動化における重要な企業です。今回の戦略的提携により、CATLとホンダはより強固なグローバルパートナーシップを構築していきます。グローバルな電動化に向けて、より競争力のある製品とソリューションを提供し、最終的にクリーンで快適なモビリティスタイルを実現するために、共に取り組んでまいります。」

本田技研工業株式会社専務執行役員、モノづくり（研究開発、生産、購買、品質、部品、サービス、知的財産、標準化、IT）担当三部俊宏氏のコメント

「この提携により、ホンダはCATLとのパートナーシップをさらに強化することができます。電動化のスピードが増す中、CATLはホンダに新たな力を与えるパートナーであり、長期的な提携により、電動化製品の競争力をさらに高めることができると考えています。ホンダは、移動の喜びと自由を提供し、持続可能な社会の実現に向け、挑戦を続けてまいります。」

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• コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー（株）

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